嗜好

2001年6月29日
 
京極夏彦「魍魎の匣」もうりょうのはこ
お弁当箱よりも分厚い文庫本。
ここ二、三日ほど持ち歩いて読んでいるのですが、
なかなか読み終わらないです。長いんだってばよ。

でも面白いのです。

なんで今まで敬遠してたのかしら自分。
もっと早くに読んでみればよかったよう、というのが今の思いです。

でもお話の舞台設定的には全く私の興味外のものだったので、
なぜ手を出したのか、という方が謎だったりもするんですが。
それは気紛れ。何かの縁でしょう。

今さら御前如きが何言ってやがるんだ、と仰る人の方が多いかもしれない
くらいには有名で人気もある作家さんなのですが、
京極夏彦を全く読んだことがない、
そしていわゆる小説というものがお好きな方は、
ぜひ読んでみていただきたいと思います。
作者のつくるお話の世界は大変に魅力的です。
きっと引っ張り込まれること請け合い。

ちなみに「魍魎の匣」はシリーズの二作目にあたります。
どんなシリーズなのかとか、どういう人が出てくるのかとか、
そういう説明はあまりしないほうがいいのかな、と思いますのでしませんが。
一作目は、
京極夏彦「姑獲鳥の夏」うぶめのなつ
こちらから読むのが望ましいです。
その方がきっと設定も分かり易いし楽しめます。

好きなジャンル、好きじゃないジャンル、があるとか、
好き嫌いはあんまり考えてないつもりだけど
いつのまにか選ぶ本は似たようなジャンルになるとか、
そういう人ってけっこういらっしゃると思いますが(私もそうでした)
余計なことは考えずに、とりあえず読むのです。

そういうこともたまには必要みたいです。
と思った今日このごろ。
 
 

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